今の大手は、永続的な会社経営のために、どの企業も「ホワイト企業」の最先端を走っています。
当然、系列の工場も例外ではありません。そのワケをお話します。
こんにちは、管理人のれおんぬです。このブログは、地方の大手メーカー工場:従業員数1,500人規模 で働くおっさん(SE⇒製造業へ転職して15年)が、昨今の自社の人手不足に嘆き悲しみ、もっと製造業で働く人が増えてほしいという想いで作成しています。大手製造工場の雰囲気や労働環境など、各社ホームページや就職・転職サイトでは語られていない、内側の景色を発信中です。
はじめに:ブランドイメージについて
ホワイト企業うんぬんを語る前に、「ブランドイメージ」という言葉が重要なので先に説明します。
ブランドイメージとは、例えば車業界で言えば、「トヨタ」「日産」「ホンダ」といった、ほぼ社名に等しいものに対する世間の評価を表します。
例えば、「世界のトヨタ製」とか、「みんな日産に乗っているから間違いない」という世間のイメージ・考え方がブランドイメージなのです。
現在のブランドイメージの考え方
大手はブランドイメージを持っています。
ブランドイメージを良くするためには、「取り扱う製品の品質を良くすること」であると言えますが、それだけで考えるのは一昔前の話です。
近年はブランドイメージ=「その会社自体の質」を評価される時代になっています。
ブランドイメージに変化を与えたきっかけ
ブランドイメージの考え方に大きな変化を与えたきっかけのひとつになっているのがSNSの普及です。
もし、会社で働いている人が、社内でハラスメントを受けるなど、とんでもなく嫌なことがあればすぐにSNSで拡散できてしまいます。
それを見た世間の方々はどう思うでしょうか?
「あの会社は内部でこんなことが起きてるらしい、大丈夫か?」
「この製品はこんな最低な奴らがつくってるんか、買いたくないな」
といった負の感情を持たれてしまいかねません。
SNSにより、内部告発どころか、外部に簡単に情報が流れてしまいます。
変な情報が流れると、製品の不買が起きたり、その会社で働く人がいなくなってしまう可能性があるのです。
コンプライアンス教育に力を入れている
このようにブランドイメージを守るため、社員のコンプライアンスの順守・徹底教育を定時時間内に時間を取って実施しています。
定時時間内に実施するということは、会社指示であり、通常業務を止めてやるのですから、それだけ重要視しているということです。
単に「時間ある時に読んどいて」や「コンプラ大事だから守ってね」と呼びかけるだけではありません。
大手は人が多いから統制取るために厳しくやっていることにもなりますが、このような取り組みを推進することで、コンプライアンスを順守する集団になってきているワケです。
まとめ
働いている人の質や会社風土も、ブランドイメージに繋がっており、簡単に崩れる可能性がある世の中です。
大手だからこそ、ブランドイメージを守るため、社員がコンプライアンスを守ることに全力を注いでいます。
とはいえ、ブラックなところが全くありませんと言ってるわけではありません。
がしかし、大手は、ブランドイメージの維持向上のため、健全な経営状況をアピールし続ける必要があるので少なくともその辺の中小企業よりホワイトな環境であると言えるでしょう。
大手だからこそ、下手なことはできない という意味がわかっていただけたと思います。
参考にしていただければ、幸いです。
【次の記事】現役が語る!大手メーカー工場への入社は未経験でも大丈夫な5つの理由
【TOPページ】大手工場勤めのひとりごと